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オルタネイトピッキングを身につけよう!~基本編~

 2020/04/01 GUITAR LESSON
この記事は約 10 分で読めます。 5,802 Views

はいどーも!

ラーメンは中太ちぢれ麺が好きなギター講師の野口です。

今日はオルタネイトピッキングについてお話してみたいと思います。

早速行ってみましょー!

オルタネイトピッキングを身につける事とは?

初めにオルタネイトピッキングのやり方を説明します。

構造としては簡単でギターを弾く際にダウン・アップ、またはアップ・ダウンと交互にピッキングを繰り返すだけのシンプルなものです。

オルタネイトピッキングはギターを弾く上では欠かすことの出来ないもので、技術が付いてきても日々鍛錬が必要な最重要項目として挙げられるものです。

早弾きからストローク、カッティング等全てのピックを使用したフレーズの根幹になりますので精度は上級者になればなるほど、とんでもないものになりますが、最初のスタートラインは皆同じだと思いますので気長な道のりの第1歩と思って取り組んで行けば良いと思います。

ピッキングが苦手なだと思われる方は練習方法も記してあるので参考にしてみて下さい。

オルタネイトピッキング練習方

ここでは何点か練習法を紹介したいと思いますので、自身の現在のレベルに合わせて取り組んで貰えたらと思います。

その1

この練習法というのは色々なやり方があるが、初心者の方やこれからオルタネイトピッキングに取り組もうとする方は、まずはオルタネイトピッキングになれるという意味合いも込めて一本弦上で開放弦で良いのでダウン、アップ、またはアップダウンと繰り返します。

この際に疑問に思う方がいると思うのだが『左手は? 』という疑問に関しては、まず左手がある程度動くという方はもちろん組み合わせて欲しいのですが

そうでない方は基本的には開放弦のみを使い

メトロノームを鳴らして4分、8分、16分、3連符と規則的なオルタネイトピッキングをまずは心がけて弾いてもらえると良いと思います。

左手とのコンビネーションを鍛える為に組み合わせた方が良いのは百も承知だが、左手が右手の規則的なオルタネイトピッキングについてこない状態では左手につられて右手のオルタネイトピッキングも崩れがちになると思うのでまずは開放弦ということで右手の動きに集中して欲しいのです。

組み合わせる際は自身で確実に弾けるテンポで取り組んでもらえるとベストだと思いいます。

恐らくは弾き始めたばかりの方はメトロノームのテンポも自分が想像しているよりも遥かに遅いはずです。

ですが大切なのは

焦らない!

メトロノームに合わせてゆっくり確実に弾く

この心構えが後々にも大きく影響をする大切な考え方です。

無理に早いテンポを設定してオルタネイトピッキングや左手の動きもグチャグチャになるのは弾けない失敗を繰り返すだけの失敗を重ねる練習をしているだけの時間になるので変な癖がついてしまう事や基本的なオルタネイトピッキングが身につくまでに要する時間もかえって掛かるので時間の無駄です。

また無理に単音弾きでやることも初心者の方にはお勧めしません。

もちろん練習メニューとして取り入れてやる事は大切ですが、先ずはコードストローク等でオルタネイトピッキングのダウン~アップと又はアップ~ダウンと繰り返し右手の全体の使い方やピックの当たる感触を確かめましょう。

この際ピッキングの軌道が極端に斜めになっていたりしまわない様にしましょう☆

主にありがちなのはギターのネック側からブリッジ側にかけて極端に斜めの軌道で行き過ぎてしまうのをよく見かけますので注意が必要です。

その2

ピックの持ち方に関しては

この2枚の写真を見比べて頂くと分かるように上の写真の様にしっかりとピックを親指の腹と人差し指の側面でホールドする様な感じで持つと良いと思います。

NGとして挙げた写真は極端な例ですが、握っているには変わりないものの細かいピッキングやストローク時にはあの様な持ち方になるとコントロールや安定したピッキングは出来ません。

握る力についてよく聞かれますが、力む必要はありませんが、弦をピッキングした際にふらつかない程度の力で握る事がまずは良いかと思います。

ピックの先端部に関してはあまり深く弦に当たらない位の感覚で当てるようにしましょう。

浅く持ちすぎるのはピックが弦のテンションに負けて落とす原因にもなりやすいです。

オルタネイトピッキング練習~注意点

 

引用https://youtu.be/epUvDPsSD7o

ここに関してはまず思うポイントは初心者の方やオルタネイトピッキングが苦手な方、またはなんとなく出来てるなと思っているがしっくり来ない方には良いのかなと思います。
・「ゆっくりと1音ずつハッキリと発音させる」

先ずはこの1音ずつという部分ですがどうしてもゆっくり弾くと同時に弾く力も弱くなる方が多い様に見受けられます。

ここでは基本となるオルタネイトピッキングを習得する為に強弱の概念はひとまず置いておきます。

ピッキングの強弱はまた別のやり方がありますのでまずはハッキリとした発音でオルタネイトピッキングをしましょう。

ハッキリと弾く=力むという訳ではないので注意してくださいね☆
・メトロノームの使用

やみくもにやる事の意味のなさは再三言っておりますが、正しいリズムで弾くというのはここに限らず大切なことですので必ずメトロノームを使用しましょう。

日頃の練習からメトロノームを使うことに慣れていきましょう。
・コードストロークでの練習から開始してみる

この練習の注意点としては極力押さえているコードはしっかり弾き切る意識でオルタネイトピッキングを繰り返します。

その際ピッキングの軌道がおかしいと音にムラが出てきますのでわかりやすいと思います。

また個人的には常に鳴りっぱなしになる開放弦を含むローコードよりもバレーコードで取り組む方が良いと思います。

使う弦の少ないパワーコードもストロークそのものが小さくなりがちなので、コレで練習をやる際はブリッジミュート等を併用して行う方が余計な弦をヒットせずに済むので良いかと思います。

・アップピッキング~ダウンピッキングのパターンも弾いてみる

ここはダウンからと言うのが教則等を見るとよく書いてあるのですが基本はダウンからでいいと思いますが、フレーズによってはアップピッキングから始めるオルタネイトピッキングの方がやりやすい事もあります☆

ので固定観念を持たず両方で練習してみる事をおすすめします。

これにより弦移動を伴う際にピッキングの順番が入れ替わりますのでやりやすい、やりにくいというのがわかりやすいと思います。

・コードを1弦ずつバラしてオルタネイトピッキングで弾いていく。

この手法は非常にシンプルかつ場合によってはとても手強いフレーズになります。

オルタネイトピッキングの達人達

ここでは本当はもっと沢山名手はいるのですが、個人的に好きであり参考にして研究したりしたギタリストをご紹介しようかなと思います☆
ポール・ギルバート

引用https://www.google.com/url?sa=i&url=http%3A%2F%2Famass.jp%2F62242%2F&psig=AOvVaw3tFYGqXx4brzDOY7Geh6Mc&ust=1586156174940000&source=images&cd=vfe&ved=0CAMQjB1qFwoTCOjJhMna0OgCFQAAAAAdAAAAABAD

言わずと知れたMr.BIG、Racer X、ソロのギタリストです。

正直この人のピッキングテクニックはフレーズのぶっ飛び具合もさる事ながら、恐るべきはその粒立ちにあります。

性能の良いイヤホンやヘッドホンで聞くと如実に分かるのですが、ダウン、アップ両方共にまるで打ち込みですか?と思いたくなるレベルの粒立ちを誇ります。

また、6連符等の細かい音符やスキッピングアルペジオ等を使用した際のオルタネイトピッキング捌きも凄まじいものがあります。

早く細かいフレーズも1音の発音のしっかりしているのもあり、かなりハッキリとフレーズの作りがわかります。

音程差の大きいフレーズも難なくこなしてしまうピッキングの技術は部分的にコピーしてもおススメです。

基本的にはシステマチックな運指パターンも多いので練習や分析も非常にやりやすい部類のギタリストです。

弾いているのは同じフレーズなはずが全く違う印象に感じてしまうのはこの粒立ちによるところが大きいのかなと思います苦笑

同じフレーズを試しに録音してみるとよくわかります(笑)

ジョン・ペトルーシ

引用https://www.google.com/url?sa=i&url=https%3A%2F%2Fja.wikipedia.org%2Fwiki%2F%25E3%2582%25B8%25E3%2583%25A7%25E3%2583%25B3%25E3%2583%25BB%25E3%2583%259A%25E3%2583%2588%25E3%2583%25AB%25E3%2583%25BC%25E3%2582%25B7&psig=AOvVaw2EV9SNrAjK4LDjxg8Mzg9D&ust=1586156415981000&source=images&cd=vfe&ved=0CAIQjRxqFwoTCJCMgazb0OgCFQAAAAAdAAAAABAD

ドリーム・シアターのギタリストでもあり現代のギター界においても最高峰の技術を持ったギタリストです。

正直このジョンペトルーシはピッキングスキルだけではなくバランスという点でも最高峰かなと思います。

複雑な変拍子を含む難解な楽曲をあっさりと弾きこなしているのは脱帽です苦笑

前述のポール・ギルバートの粒立ちとはまた違う高次元の粒立ちをピッキングで聞きせてくれます。

アタック音もかなり力強くしっかり聞こえるのでフルピッキング時のスピード感たるや凄まじいものがあります。

フレーズ自体も高難度のものが多くコピーの際は断片的に習得するやり方を更に細かく設定するべきかなと思います。

ライブでもほぼほぼ音源をしっかりなぞってくれますのでスタジオ版にない生々しさを伴う高難度フレーズてんこ盛りなのでライブ盤も素晴らしいプレイを聞かせてくれます。

割とスタジオ盤はいいけどライブ盤はなんてギタリストもいますがジョンペトルーシに関してはほぼ安心してスーパープレイに浸れると思います。

ヌーノ・ベッテンコート

引用https://www.google.com/url?sa=i&url=https%3A%2F%2Fwww.pinterest.com%2Fpin%2F788552215976253113%2F&psig=AOvVaw0NJD3xI2iedzunAC-MfQqJ&ust=1586156556098000&source=images&cd=vfe&ved=0CAMQjB1qFwoTCIijrPjb0OgCFQAAAAAdAAAAABAI

EXTREMEのギタリストでもありソロワークでも素晴らしいギターワークを誇るのがヌーノ・ベッテンコートその人です。

彼のオルタネイトピッキングはソロワークでも発揮されますが、パッキング時の彼特有の16ビート系のフレーズ時にキレを体感できると共にリズムワークのアップピッキングがパーカッシブなカッティングのノリを更に強力かつ独特なグルーヴを感じさせてくれます。

ブリッジミュートをしながらのオルタネイトピッキングで粒立ちとともにスピード感を伴ったプレイを時折見せてくれますが、実際弾くとピッキングの技術の恐ろしさを痛感させられる事でしょう。

またアコースティックギターの演奏技術も凄まじいものがあります。

まとめ

・ゆっくりしたテンポで発音をはっきりと練習する。

・慣れていない方はまずはコードストロークでオルタネイトを練習してみる。

・先駆者のプレイを参考にしてみる。

・ピックは正しい持ち方で必ず練習する。

今回は文章での説明になりましたが、少しでも参考になれば幸いです。


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