ギターチューニングの解説~種類や特徴~
はいどーも!
今期の月見バーガーは食べ飽きてしまったギター講師の野口です。
今日はチューニングの種類等について書いていきたいと思います。
そもそもチューニングをあれこれ変えるなんて「なんで?」なんて思ってしまう事もあると思いますが、それぞれ意味があったりしますので紹介していきますね。
Contents
チューニングを変える意味
そもそも変える意味としては、それぞれで理由があります。
・メロディーと合わせて使いたいギターリフなどのフィンガリングとの兼ね合い
・音像としての重さ等を意識する場合
・特定のフレーズを弾きやすくするため
・ボーカルの歌いやすさの為
等色々ありますが、概ね多いのは音像をヘビーにするためやチューニングを下げることによる独特なトーンニュアンスに出したい事よるという理由なり特定のフレーズを弾きやすくする為等が多いのかなと思います。
また変則チューニングの場合等はそのチューニングでしか聞けないようなフレーズや響きを伴ってきます。
これが曲の象徴的なフレーズになっている事も多いのでとても普通のチューニングでは作れない美しい響きがあるものも多いのが特徴になります。
チューニングのやり方
そもそもチューニングのやり方として意外にも知らない人も多いのでどこかの記事で説明したと思いますが、今一度説明してみます☆
・基本としては音程は上げてから下げて合わせるのではなく、下げてる状態から上げて合わせる。
・フロイドローズ等のブリッジを搭載の機種では直ぐに合わせるのではなく少しずつ各弦を合わせていく。
・出来るだけ毎日の練習前にチューニングする。
チューナーを使用する際はこの様に真ん中の緑のLEDになるまでシッカリ合わせましょう。
弦も古くなり伸びすぎるとチューニングが合いにくいので注意しましょう。
基本としてはまず前提としてチューニングを変化させる際は細かいオクターブチューニングも極力行いましょう。
チューニング種類
では実際どんな種類があるのか見ていきましょう。
・レギュラーチューニング
6弦E
5弦A
4弦D
3弦G
2弦B
1弦E
ほぼほぼ基本的によく使われるチューニングです。
特に指示がなければこのチューニングが使われています。
・半音下げチューニング
6弦E♭
5弦A♭
4弦D♭
3弦G♭
2弦B♭
1弦E♭
主にロックやメタル、またはボーカルのkeyとの兼ね合いで使われるかなと思います。
レギュラーチューニングとは半音のみしか違いませんが、ダークなトーンや独特のテンションを感じれますので、愛用している方も多いかなと思います。
・一音下げチューニング
6弦D
5弦G
4弦C
3弦F
2弦A
1弦D
最近のヘビー系のサウンドのなるとこの1音下げがレギュラーチューニングになっていることもあるようです。
まぁそのバンドにとってだとは思いますが、レギュラーチューニングとは明らかにげんのテンションが変わりますので弦のチョイスには気を付けましょう。
ショートスケールのギターですと恐らくは09~42のゲージだとダルダルなテンションのになるかと思いますので要注意です。
・ドロップDチューニング
6弦D
5弦A
4弦D
3弦G
2弦B
1弦E
これは6弦だけを1音下げたチューニングになり、パワーコードが指1本で押さえれることになりますのでかなり楽になります。
また開放弦で使う6弦のD音がかなりダークかつヘビーに聞こえますのでリフメイク等にもこのチューニングを使えばこそのフレーズもあります。
・ドロップCチューニング
6弦C
5弦G
4弦C
3弦F
2弦A
1弦D
これは上記の一音下げとドロップD との複合になります。
つまりは一音下げチューニングで更に6弦を1音下げますのでこの状態でパワーコードが指1本で押さえる事が出来ます。
サウンドは言わずもがなヘビーですのでが、それこそレギュラーチューニング用の弦の太さでは弾きにくいと思いますので、1ゲージ上げるなり注意してセッティングしましょう。
変則チューニング※1
オープンDチューニング(何も押さえないとDのコードになる)
6弦D
5弦A
4弦D
3弦G
2弦A
1弦D
変則チューニング※2(ナッシュビルチューニング)
6弦E(+12)
5弦A(+12)
4弦D(+12)
3弦G(+12)
2弦B
1弦E
+12=1オクターブ上
チューニングを変える際の注意点
ここではチューニングを変える際の注意点を上げようと思います。
まぁ注意点と呼ばれるほどの事ではないかもしれませんが・・・
割とここをあまり考えないでトライしてから「やってしまった」という感じにならない程度の予備知識として知っておきましょう。
弦の選び方
まずは自分で当然ながらどのチューニングを使うかを決めていくわけなのですが、ダウンチューニングを採用される際は弦を緩めて弾く訳なのですがここで注意しないといけないのがチューニングを下げれば下げる程、弦のテンションが緩くなり場合によっては音程感がかなり悪くなりますので折角のプレイも台無しになります。
個人的には半音下げ程度ではほぼ現状で問題ないと思いますが、1音下げ~それ以上まで下げていきますと特に一般的な09~42位のセットでは明らかに弾き心地も変わります。
フレーズにもよりますが、ダルンダルンになった弦を強く押さえて弾きすぎるとピッチも悪くなりがちですので、その際は弦のゲージを上げてみましょう。
各種メーカーにより弦のテンションも同一のゲージ(太さ)でも違いますので、レギュラーチューニング以外を多用される方は諸々試してみるのもいいと思います。
音作りの仕方の注意点
これはまずダウンチューニングを多用される場合を前提としておきますが、これで特にやりがちなのが低音を強調したいがためにローエンドやゲインの設定を普通よりも上げてしまうと却って音像がボケて折角のダウンチューニングでのヘビーなフレーズが本来の迫力を出すどころか、アンサンブルでも抜けも悪く、他のパートのフレーズにも邪魔になる事があるのでヘビーサウンドを出す時はローエンドの処理や自身のギターのサウンド特性等を踏まえて慎重に設定してみましょう。
まとめ
今回は基本的なチューニングという事を書いてみましたが、色々な種類がありますがやりたい音楽や出したいサウンドにより変えてもいいと思います。
種類は上記にて色々上げてますが、主に使われることの多いチューニングは
レギュラーチューニング
半音下げチューニング
ドロップDチューニング
かなと思います。
アコギ等をよく弾かれる方はエレキギターオンリーの方よりもオープンチューニング等はなじみがあるかなと思います。
ダウンチューニングを使用する際は弦のゲージ選びには注意しましょう。
チューニングを変えることにより出て来るフレーズもあると思いますので興味が出たらぜひぜひ試してみて下さい。
貴方の音楽生活の参考になれば幸いです。