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ワウペダルの使用にお悩みの方へ【実際に使ってみる時のポイントや注意点!】~オススメワウペダル紹介付き~

 2020/06/22 エフェクター レビュー GUITAR LESSON
この記事は約 10 分で読めます。 13,071 Views

はいどーも!


最近リスカのしっとりチョコにハマっているギター講師の野口です。


あれほんと美味しいんですよ☆

 

 

って今日のお題はですね

意外に使う人と使わない人で分かれるエフェクターのワウペダルについて話そうかなと思います。



最近はマルチエフェクターに搭載されているワウも音の具合が大分良くなってきてますので、マルチエフェクター内で使用する方も多いのではないでしょうか?


ただ個人的にはやはり好みは内蔵のものよりも

↑↑↑
自身の愛用のワウペダルです。
ジムダンロップ535Qになります。

やはり定番のこのタイプが踏み心地等含めて好きです。

無骨かつがっしりしてて重いのが最高です(笑)

繋ぐとハイ落ちするのも含めてこのタイプが所謂ワウペダルらしいサウンドかなというのも気に入っている点の1つです。。


早速ワウペダルの解説などいってみましょう!!

 

ワウペダルの仕組み

 

このワウペダルと言うのは分類的には周波帯を変化させるものになります。

ペダルを踏み込む事により高音域がブーストされたような音色になり、反対にかかと側にペダルを倒すと低音域側がブーストされるような質感になります。

 

これを連続させることにより音色がうねるような雰囲気を醸し出します。

 

オートワウ等のエフェクターもありますが、ペダルタイプとは掛かり方が違いますので注意されたし☆

オートワウはピッキングの強さに反応するタイプや周波帯の変化が常に一定なので細かい表情付けをしたい場合は足元で操作できるワウペダルには敵わないので名前こそワウですが、 別物として見ておく方が良いでしょう☆

 

マルチエフェクター等に搭載されている場合は独立したセクションとしてある場合もありますが、大体はフィルター系のくくりとして扱われている事が多いように感じます。

 
踏み心地はマルチエフェクターに備え付けのペダルに依存することになるので、ここは正直好みが分かれる所だと思います。

スイッチは「カチッ」とシッカリと踏み込んで使うタイプが主流ですが、中には踏み込んだ瞬間にONになるものもあります。

 

この踏み込みが面倒であったり瞬間的にノイズが乗ると言い嫌がる方もいますが、ノイズに関しては軽いメンテやもしくは配線類をモディファイ(改造)という作業で解消出来たりもします。

 

 

ワウペダルの踏み方


定番としては16ビート等のリズムのストロークに合わせてワウペダルを四分音符のタイミングで開閉させてブラッシング音を入れながらカッティングすると『チャカポコ』というようなニュアンスがまずよく使われる基本としては挙げれます。


FUNKやPOP系のカッティング等でよく聞けます。

またロック系でもブルース等を基調としたサウンドの中でもよく聞けるかと思います。

アニソン等でも裏でクリーン~クランチトーンで鳴ってたりしますね☆


次はじんわりと踏み込んでいく踏み方です。

これは前述の『チャカポコ というよりかはじんわりとワウの効果が掛かるので白玉のコードやリード時のフレーズ等の際に導入してみると面白いかと思います。

単音に合わせて細かく踏む方法もありますが、これは使い手の数だけやり方はあると思いますので好きなギタリスト等を研究してみるのも良いかと思います。

 

番外編としては踏み込みを固定させる事により特定の周波帯をブーストさせることも出来ます。

 

主には「マイケルシェンカー」や「松本孝弘」等の名手が使用する半止めサウンドによるミッドブーストです。

 

これはワウをおおよそ半分の位置で固定してミッドを強調させるやり方です。

機種により踏み込んだ際の可変幅も異なりますので自身の好みの位置を探って試してみると面白いかと思います。

 

ワウペダルを使いこなす名手達(とても参考になる)

 

ジミ・ヘンドリックス

言わずと知れたレジェンドです。

単音でのワウの表情付けからコードを使用したファンキーな使い方すべてに色気や魅力を感じます。

特に有名どころですと「VOODOO CHAILD」等の曲かなと思いますが、他の曲でもとても魅力的な使い方をしていますので聞いてない方は要チェックです。

主には「VOX」のワウを使用していたようですが、彼のシグネイチャーとしてはJIMDUNIOP製のワウがリリースされています。



スティーヴ・ヴァイ

 
現代のギター界においての奇才と言われてますがスキルだけでなくエフェクターの使用法でもアイディアが目を見張るものがありワウペダルにおいても既存の使い方ではなく、まるで人の声のようなサウンドを作り上げたりしています。


また接続方法にも特徴があり基本的には歪みエフェクターの前に置くことが一般的なワウペダルを歪みの後ろに置いたりすることでよりワイルドなワウサウンドを出したりもしています。


あまり「チャカポコ」というような定番のワウの使用法はしませんがリードプレイ時の表情の付け方やアーミングを併用したよりアグレッシブなプレイは研究すると面白いと思います☆

彼もシグネイチャーモデルとしてモーリーからワウペダルが発売されてます。

踏み込んだ瞬間からONになる機能なのでスイッチングノイズは皆無ですので気になる方は要チェックです!

 


ジョーサトリアーニ

ギターインストにおいての先駆者的な存在でスティーヴ・ヴァイの師匠としても有名なジョーサトリアーニもまた個人的にはワウペダルの使用者としてはとても研究しがいのあるプレイヤーだと思います。

彼はスティーヴ・ヴァイよりもオーソドックスな使い方をしますが、随所に見られる細かいワウペダルの表情付けの仕方にはとても参考になります。

全体的に何でも出来るプレイヤーかつ全てが高次元かつ難しいフレーズすらキャッチーに仕上げてしまうセンスにも脱帽です。



松本孝弘

日本ではお馴染みB’zのギタリストの松本孝弘氏もまたワウペダルの使用者としては素晴らしいものがあると思います。


彼は前述の半止めによるミッドブーストサウンドの他にもリードプレイ時にも細かい表情付けのワウサウンドやクリーントーンによる「チャカポコ」という定番の使い方も全般的に使い楽曲におけるワウペダルの使い方としてはアグレッシブと言うよりも、ツボを心得た使い方をします。

オーソドックスな使い方から細かい表情付けまで楽曲を際立たせる使い方は研究しやすいと思います。

スティーヴィー・レイボーン

最高のブルースを聞かしてくれるギタリストの1人です。

故人ですがフレーズ捌きもさる事ながらワウペダルの使い方もジミ・ヘンドリックスからの影響はあると思いますが、よりアグレッシブ~メロウな使い方まで幅広い使い方が特徴です。

メロウな楽曲における繊細なワウさばきも非常に参考になると思います。

ストラトキャスターを最大限に活かした様な繊細なサウンドも秀逸ですので聞いた事のない方は聞いてみてはいかがでしょうか?

 

 

オススメワウペダル5選

 

VOXV847

 

引用https://voxamps.com/ja/product/v847-wah-pedal/

言わずと知れたワウペダルのド定番機種です。

踏み心地も全く問題なく使えますので、コントロールもしやすいです。

悩んだらまずはこのワウから入るのも良いのかなと思います。

サウンド自体もハードな歪み~クリーントーンまで幅広く対応してくれます。

又、価格の方もお手ごろなので、まずはとお考えの方でも手が出しやすいかと思います。

 

jim Dunlop535Q

引用https://moridaira.jp/posts/jdunlop-535q

これは自分も使うワウペダルになります。

前述のVOXと並びクライベイビーの愛称で呼ばれるワウペダルの定番になります。

モデル的にはGCB95が最も定番となりますが、今回おススメしているのはマルチワウと呼ばれるタイプでワウの可変させる周波帯を変化させれるダイアルがあり、それにより様々なピークを持たせたサウンドメイクが可能になってます。

 

VOXに比べるとクライベイビーはややピーキーなイメージになりやすいワウと言われていますがこのダイアルによるサウンドメイクの広さのお蔭で個人的には非常に重宝しているワウペダルになります。

 

FULLTONE

CLYDE Standard Wah

引用http://www.musette-japan.com/fulltone_contents/standard-line/clyde-standard-wah/

 

この機種ですがモチーフとなっているのはVOXのワウペダルになりますが個人的に使用した際に良いと思った点はまず掛かった際の変化の質感がとても太い、かつ音質そのものも劣化具合が少ないお蔭かシステムに組み込む際も楽です。

 

また踏み心地もがっしりしているお蔭かかなり安定感のあるものになっています。

狙いどころとしているビンテージVOXのワウペダルと言う事ですが、どちらかと言えば現代におけるスペックをかなり内包したワウペダルだと思います。

MORLEY

bad-horsie1

引用https://hookup.co.jp/assets/upload/catalog/pages/morley/bad-horsie-1-modelvai-1/bad-horsie-1-modelvai-1-image-1.jpg

この機種は前述の名手での紹介させてもらったスティーブ・ヴァイのシグネイチャーモデルとなっています。

特徴的なのがワウペダルを踏み込んだ際に自動的にONになる光学スイッチの搭載です。

つまり足を乗せてつま先側に少しでも傾けるとワウペダルの効果が発生します。

これにより踏み込んでスイッチをONにするという手間が省けるので使い勝手は素晴らしく良いものとなります。

特にリード、バッキング問わず瞬間的に音色を変化させたい人には最高ではないかと思いました。

あえて欠点を言うならサイズが大きい事と踏み心地やペダルを倒してONにするという構造上、効果がかかと側に倒れていても効いているノーマルタイプのワウペダルとは違い、つま先側に倒してからがワウの効果になる部分がかなり異なる点かなと思います。

 

 

XOTIC

WahXW

引用http://xotic.jp/effects/xotic-wah/

今回のおススメの中で自分の使用機種以外ならばこのXOTICのワウペダルはかなりおススメ度が高い機種になります。

先ず大きさもやや小ぶりでシステムにも組み込みやすいのとサウンド面もワウペダル横のツマミでかなり細かく追い込めるのでそれぞれの狙いのサウンドメイクがやり易いのではないかと思います。

元々のサウンドもそこまで癖もなく非常に使いやすいサウンドになっていると思いますので、ビンテージの様なワウからハイファイな現代的なサウンドメイクまで幅広くこなせると思います。

あとは個人的にはノイズやその辺りも優秀かなと思います。

 

 

選ぶ際に気をつけたいポイント


ここについては個人的に思うところとしてはまずは最重要としては踏みしろ及び踏み心地です。


ワウペダルの場合スイッチオンでOKという訳ではなく自分の足を使って音色の変化をさせるので当然の事ながらコントロールしやすい機種の方が細かい表情を付けるのにも向いてます。


ここが非常に厄介で、ある人にとってのベストが必ずしも自分にとっては合うとは限らないのです。

踏みしろや固さも機種により異なるので試奏前提での方が良いかなと思います。


慣れという部分もありますが、使いやすいワウペダルの場合は初っ端から使いやすい感覚が出てくると思います。

 

実際自分はマルチエフェクター等の付随しているペダルなどは踏みしろや固さが合う機種がないので苦手です。


次に気をつけたいのがシステムに組み込む際のワウペダルの位置!


これは自身の踏み込む利き足や使用頻度により踏む場所を調整すると良いと思います。

なぜなら概ね接続順としてはワウは前段の位置、つまりはペダルボードからするとギターからの位置に近くなりますので大体が端に来ていることが多いかと思います。

そのためボード内の切り替えの際は規模が大きくなると若干大変になりますので配置場所はよく考えてみましょう。
 

実際自分は足は左利きなので右側に有ると少し不便に感じます。

なので配線順もあるかと思いますが自分から見て操作しやすい位置に置くのが良いかと思います。

 

まとめ

使い方を踏まえてワウの踏み方の基本を覚えるとまずは良いかと思います。

名手達のプレイから細かい表情を付ける操作を覚えましょう。

ワウペダルの接続の場所、順番によるサウンドの違いをおぼえましょう。

 

貴方の音楽生活のお役に立てれば幸いです。

 

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