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ギターシールド選びの基本解説~特徴やポイントを押さえておこう!~

 2019/08/13 エフェクター レビュー 解説 GUITAR
この記事は約 7 分で読めます。 5,003 Views

ギターシールドの種類や解説

さてさて今日はギターリストがこだわるときりのないアイテムの一つであるシールドについて書いていこうかなと思います。

恐らくはギタリストにより使っている種類もバラバラであると思うが、これから買おうとか変えようかなと思っている方も多数いると思うので、早速いきましょう!!

そもそも皆は何故シールドって選ぶの?

 

どこのも同じじゃないの?

 

どんなこだわりがあって使っているの?

 

等など色々細かい疑問は出て来ると思いますが

先ず

シールドの長さ選び

大体ギターとアンプ間やギターとエフェクター間を繋ぐ長さとしては

3m、5m、7m位が大体よくある長さ等ではないだろうか?稀に海外のフィート表記のものもあったりするが、特に気にしないで良いと思う。

どの長さが良いの?

これに関してはライブ等や普段のスタジオのリハーサルや自宅での練習を全てをまずこなす事を想定するのであれば、5mのもので問題ないだろう。

「じゃあ5mのシールドがあれば、他の長さはいらないじゃん」   いやいやそうではないのです。

ここでは全てをこなすのであればという前提ですので、実際はある程度自身の中で使い分けを考えた方が良いと思う。

「では何故他の長さを省いたの?」

使用するシールドが予め決まっている場合はいいが、決まっていない状態で複数の長さのシールドを揃えるのは、これから買おうとしている方には少しリスキーに感じます。

もし自分が気に入らないシールドを何本も買ってしまったら当然無駄な支出として後悔するでしょう。

使い分けのケースとしては・・・・

 

*一例として
3m・・・自宅での練習や狭いリハーサルスタジオやレコーディング
5m・・・ライブやリハーサルスタジオ等
7m・・・ライブ

当然長くなればなるほど音のロスがあるのでレコーディング等ではあまり長すぎるシールドは使用しないことが多い。そしてねじれ等のトラブルも起きやすい。自宅レベルで長すぎるシールドは単純に邪魔ということも理由としてはあるかと思います。

 

まあ7m位ならロスも極端にはないかと思いますが。。。。

 

そりゃそうですよね?

例えば歩くのが距離が長ければ長いほど疲れてきますよね?

言わばシールドはギターの信号の通り道だと思っていただいて大丈夫ですので、長ければ長いほどドンドン信号はロスしていくのです。

もし気に入るものがあった際は、このように自分の中で使い分けるとシールドの消耗での断線等のリスクは減るはずだと思います。

 

シールドで音って良くなるの?

そもそもこの質問は実は大きな間違いなんです。

 

説明しますと、先ずギター本体が持っている音が100だとしますよね。

そこからは基本的に引き算の考え方で思ってください。

これはアンプもエフェクターを含めても同じ考え方です。

楽器本体とアンプの間に繋げれば繋げるほど音が劣化するということです。(エフェクター等同士をつなぐ際のパッチケーブルも当然シールドです)

 

そしてそれは当然ケーブルの長さにも関わってきます。まぁ10mも20m引き延ばせば、の話ですので3m~5mぐらいならあんまり気にしなくも大丈夫かなと思います。

 

じゃあいい音って何?となりますね?

これは正直好みだったりしますが、まずは考える部分としてシールド自体で持っている100のポテンシャルを200やら300にすることは無理です。

ですので結果としては、劣化の具合が自分の好きな感じかどうかというのも、選ぶ際には必要かなと思っています。

各メーカーで味付け的な部分も違いはありますが、好み等を差し引けば純粋に劣化具合が少ないといわれるシールドがギター本体の音色の再現性が高いのではなかろうか?

ただし!!この劣化が少ないというのがあなたにとってのいい音とは限らないのがシールド選びの難しくも楽しいところなのです。

しかしながら最初の入門セット等に付いてくる、1000円以内で買えるような細くて貧弱なシールドはそもそも選択肢には入れないでもらいたい。

耐久性や音質面での音痩せ等の観点から見ても個人的には買うのが無駄なレベルです。

敢えて音痩せさせたい等の物好きさんなら構わないが、個人的にはこれを購入する位ならその金額分のランチや他のものに使う方が、よっぽど有効活用出来ると思う。

自分の生徒にも間違えても勧めないだろうと思います。

更に複合的に考えるとシールドのみで音作りやサウンドそのものが完結する事はほぼない事だと思うので、シールドを含めた他の要因を伴っての音作りだということをお忘れなく!

 

シールドの値段は?

これはまちまちだが概ね3mで3000円~5000円位に落ち着くのではなかろうかと

時折鬼のように高い3mで数万円するようなものもあるが、ここでは無理してそれを選ぶ必要もないだろうと思います。

自分でもそれで失敗なんてした日にはしばらくネタとして使いつつも、内心は相当傷心だろう苦笑

結局のところ前述の説明の高いシールド=自分の好みの音とは限らないからだ

どの位メーカーがあるの?

・Belden (ベルデン)
・Monster Cable (モンスター・ケーブル)
・VITAL AUDIO(ヴァイタル・オーディオ)
・mogami (モガミ)
・CANARE(カナレ)
・Providence(プロヴィデンス)
・CAJ(カスタム・オーディオ・ジャパン)
・Live Line(ライヴ・ライン)
・Ex-Pro(イーエクス・プロ)
・OYAIDE(オヤイデ)

・VOX

・FENDER

ホントに沢山あるのですが、まぁざっくり取り扱いの多いって意味ではこんな塩梅だろうか??

と言いつつも確かに多いですね(笑)

大体この中で選んでもらえれば、好みかどうかは別としてほぼ間違いなく何かしらの音の特性はわかるだろうし、もし現在1000円位のシールドを使用していた場合はサウンドの変化はほぼ確実に感じてもらえると思います。

個人的おススメシールド

今まで使用してきた中でこれは使っていて使用感や音色変化とありつつもシールドとして面白い、または良い感じだなと思うシールドを挙げてみます。順位等は付けません

Monster Cable (モンスター・ケーブル)

まずこれは単純に色付け感はかなり強いですので、音を太くだとか、特定の帯域を強く押し出したいときは良いのではないだろうかと思います。

オススメと言うよりかは音の明確な変化を狙いたい方にはどうぞという感じですね

 

CAJ(カスタム・オーディオ・ジャパン)

まずメーカーのページにもあるが{ギターサウンドを最も自然に伝達させる事}というコンセプト通り癖がない概ねフラットな印象が特徴だろう。

個人的にバランスが良くとても使いやすい。

柔軟性も優れているので普段使いからライブまでオールラウンドに使えるかと思います。

 

Belden (ベルデン)

いくつかラインナップがあり悩んでしまうこともあるだろが、大体どれもフラット~中域にフォーカスされていて美味しいミドルを出してくれる。

型番により太さが若干太いものもありますが、ギターのシールドとしてはかなりの定番になりますのでチョイスしてみても良いかと思います。

個人的にはモンスターケーブルまではいかずともやや色付け感があるかなとも思いますがこれはあくまでも良い意味での色付けかなと思います。

 

OYAIDE(オヤイデ)

 

ここに関してはシールドは勿論素晴らしくクリアな音像が自分の持ったイメージなのだが、シールドというより自分は電源回りのケーブルでほぼこのオヤイデを使用しているが、電源回りの改善をしてサウンドの変化を目の当たりにして、危なく終わりの見えないオーディオのこだわりに行きかけたという事もあった(笑)

やや硬めのシールドが多いかなと思いますので少しばかり取り回しに気を付けて使用しないと断線等もありますので気を付けましょう。

 

 

最後に

各メーカー共に様々なものがあるので参考になれば幸いですし、是非いろいろ試していただきたいです。

この音質変化が好きか嫌いかと言う部分を判断するのも自分のサウンドを形成するにあたっては大切な事だと思います。

自分自身で試した印象は何よりも大切なあなたの生きた情報になるはずです。

 

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