ギターレッスン選び方
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レッスンってそもそもどんな形でするの?
これはよく巷で無料体験レッスン等の案内を目にする事があると思う。
では読んでいるあなたが実際やってみようと思った際に起こるであろう疑問。。
自分も講師という仕事柄、初回には生徒さんからこの手の質問を受ける事が多いので考えてみよう。
まず教室により教え方よりも形態に違いが見れると思います。
その種類とは?
グループレッスン
一つの教室にて複数名が同一の講師よりレッスンを受ける事
マンツーマンレッスン
基本的には講師と生徒の一対一のレッスン
グループレッスンとマンツーマンレッスンの中身や特徴は?
それぞれに特色もあるので紹介してみます。
グループレッスン
その名の通り数人でレッスンを受ける事になるのでイメージとしては学校のクラスの様なものを
想像してもらうとわかりやすいと思う。
実際自分自身も専門学校時代はほぼこの形での授業でやっていた記憶が強い。
良い点は?
周りには常にクラスメートと言われるような友人が多数いるので、何をするにしても意味不明な安堵感がある。
それに常に同じ様な音楽人達に囲まれているので刺激という面で足りないことはない。
音楽における大切な人との出会いという面でも良いのではないかと思う。
質問等も自分以外の誰かがしてくれる可能性も人数が増えれば増える程可能性が高まる。
誰かに何かを聞くのが苦手な人にはとても助かることかなと思う。
実際自分の専門学校時代もほぼ喋らない無口なクラスメートがいたが、ノートはびっしり書かれていて驚いたものだ。
更に言えばレッスンではあまりテストなどはあまりないのかとは思うが、その際も助け合いの気持ちが各々に芽生えていた事は言うまでもない。
学生時代の「ノート見せて」的なやつだ。
グループレッスンは提供している側も大人数を想定していることが多いので少なからず共通の教科書が存在することもよくあり、
講師もマニュアル的なものがあったり、取り組む側も皆と共有してやっていくので課題や予習をやらないと大人数の前で出来ない自分をさらしてしまうので、練習に対しての強制力が強い。
機材面でも当たり前だが、自分とまるっきり同じ物を持っている事もほぼないと思うので、クラスメートとの仲さえ良くしておけば
楽器屋さんに行かずとも試すなり借りるなりは気軽にできるはずだ。
補足になりますが、もし仮にクラスメートから許可が下りないときは自身との関係をまずは見直してみよう(苦笑
問題になりやすい点は?
これは勘違いしやすい点だがまずは良い点との裏を返せば浮かんでくる問題として考えていきたい。
周りにクラスメートが多数いる
ということはつまり講師から直に教えてもらう時間は自ずと減るわけですね・・・
ここで問題なのが自分以外の人が教わっている時間だと思う。
つまりは自分の取り組むべき課題と並行してクラスメートの指摘されている事にも耳を傾けれるか?
ということになる。
これが個人的には難しい所になるのかなと思われる。
それは何故か?
考えてみてもらいたいのだが
そもそもクラスメートが弾いてる時にプレイを止めて見なければならない時がある場合
人のプレイを見るのは勿論大切だと思うのだが、指導してもらった事を順番という名のもとすぐに反復できない事は
レッスンという限られた時間の中ではとてももったいないと思う。
弾こうが弾かなかろうが時間は過ぎます=あなたが支払うレッスン代も無駄になっている事も。。。
更にはクラスメートへの講師からの指摘やアドバイスを自分の事のように受け取れるかという事。
↑
これは文章にて読むと出来るなり、余裕と思うだろうが人間そんなに他人に関心等もてません。
何故ならまずは自分という人が世の中においては多数だからだ。
特に注意関連の事柄は対象が自分でなければ無関係と思ってしまうのでは?と思う。
初めにきつい言い方かもしれないと断っておくが、自分のギターレッスンの生徒にも言う事だが、上手くなりたいのは自分ではなくあなた自身で他者は関係ないくらいにがめつくやる方が良いと。
他人が自分の時間を使い沢山練習しても自分にはその練習は直接は返ってきません。
人間関係がこじれた場合も非常に厄介でそれが原因で通わなくなることもあると思う。
自分なら嫌いな奴がいるところにわざわざギター担いでお金払って行こうとは思えない。
変な事だと思われるかと思うが考えてみてもらいたいのだが、学校、バイト先、仕事先等
コミュニティーと言われるもので全て人間関係が円滑である事等ほぼないのではないだろうか?
教科書的なものに関しては、講師も内容が基本的には進めば進むほど出来る人間に合わせてしまうことが殆どなので
各自の成長に対しては教科書が進むにつれ必要な内容に対してズレが生じるケースも少なくないと思う。
↑
これに関しては受け手の練習不足を指摘する方もいるが、正直世の中同じ人間はいないので進捗に差がでるのは仕方ない事なので
マニュアルに沿うなり大人数を教えないとならない講師側も方針として仕方ない事だとはいえ工夫も必要かと思う。
マンツーマンレッスン
こちらもその名の通り生徒と講師が一対一でのレッスンになる。
イメージとしては家庭教師や個別指導等をイメージしてもらえると良いと思う。
良い点は?
マンツーマンに関しては当たり前の事だが生徒は自分しかいないので全ての時間が自分の為にレッスンが行われる。
これが受け手側からすると最大のメリットでありマンツーマンレッスンを選ぶに当たってのポイントの一つではなかろうか?
それは何故か??
まずレッスンを何のために受けるのかを思い起こしてほしい。
これは単純明快だと思うが、自分の生徒の場合はこれまでほぼ八割が
ギターが早く上手くなりたい!!でもその術がわからない・・・・
シンプルだが一番理由としてはわかりやすい。
その為の時間をフルで自分に手取り足取り注いでもらえる環境はこの上なく楽しくもあり刺激があるだろう。
そこには自分の改善点やより良くなるためのアドバイスを講師からもらえる時間が増えるわけだが
人から教わる際に個人的にかなり重要だと思う点が何かに気付くという事
これには発見という意味合いもあるが、これから初めて楽器をやるという方以外は大体普段弾いていて単純に弾くという事に関しては自分の弾き方が出来ている事だろう。
この単純に弾くということが悪い方向にあった場合、成長速度を著しく妨げるので、そこを修正しなければと早めに気づき考えれるのも
自分だけにフォーカスされるマンツーマンならではだろう。
講師によりやり方は様々だろうが教科書に頼らず生徒に必要なカリキュラムや知りたい事を生徒の現状やレベルを踏まえて個人レベルで詳細を納得するまで説明を受けれるのも強みだと思う。
感じとしては生徒のオーダーメイド的な要望に対してのフォローアップが手厚いのもマンツーマンを受ける生徒の特権だろう。
ガツガツ聞きたいことを聞くもよし、周りの人を気にせずにひたすら課題に打ち込めるというのも集中するという意味では良い環境だと思う。
これは自分もよく生徒に言うのですが、「何かを練習する際にミスをする事は悪い事ではなくて、新しい事柄が出来る様になるためのプロセスだと思うのでマンツーマンで自分と生徒しかいない空間だから遠慮せず取り組んでミスを恥ずかしがらずその先の習得に繋げれば良い」と
これは生徒から聞いてみるとグループレッスンではミスは恥ずかしいや、多数の人の前では遠慮がちになりやすいのかなとも思えるので思い切りミスをしても安心というのも精神的に落ち着いてじっくり取り組みたい方にはいいのではないかと思う。
問題点は?
これだけ読むと、じゃあマンツーマンの方が良いね!となりやすいのだが講師として思う問題点は。。。
まず考えられるのが講師とマンツーマンという事はアドバイスが自ずと受講している生徒一人に向けられるので、生徒自身もそこに対する質問や自発性というものが必要になってくるので、所謂受け身一辺倒では自分の問題点に気付けたとしてもやらされている感が強くなってしまうのだろうか?
グループレッスンでは誰かがやってこなくても授業は進むが、マンツーマンでは個人の進捗に応じて内容が進むので課題への取り組みをやってこないとそれが講師には丸わかりなので個人が先に行きたくても講師目線ではその時必要だからやらないといけない事を生徒が理解しないといけないジレンマが出て来ることも十分あり得ると思う。
基本的には講師と二人なので和気あいあいやりたい方の場合講師が音楽以外は無口なり会話が出来ない人だとしんどい時間になるだろう苦笑
次に挙げるのは最初に断っておくが、問題点というより考え方の問題という事を事前に書いておく。
それはレッスン料の問題だ。
グループの場合も個人の場合も発生するが、教室によりベースはかなり差があるとは思うが大体マンツーマンの方が多少割高だと思うが、ここで大切なのが時間当たりの自分に割いてもらう時間だ。
例えば一時間のレッスン時間があるとして4人のグループで受けたとしてセッティング込みでの時間だから10分のセッティングがあるとして単純に50÷4で一人頭12分ちょっとの計算になるが、自分の為の12分に下手したら数万もかかるわけだ。
対して一時間丸々自分の為の時間がもらえるがグループレッスンより少し割高なマンツーマンレッスン
これはあくまでも自分個人の考え方だが、例えのグループレッスンの12分という部分を自分だけの時間として×4してもらえると、とんでもない月謝になると思う。
ここを踏まえて考えるとつまりは残りの三人分はそれぞれが負担しあっているわけだ。
単純に価格だけにクローズアップされがちだが時間当たりの費用対効果を考えると果たして実際はどちらが割高なのだろうかと・・・・
自分ならという事だが確実にマンツーマンだと思う。
ギターが上手くなりたいなら、触れる時間が多く密度が濃い方が良いに越した事はない。
これを踏まえた上で自分はどういうレッスンが受けたいなと考えれば良いと思う。
教室選びは結局どうしたらいいの?
これはまずは直に体験してみることをお勧めする!!!
何故なら体験レッスンは大体無料の場所が多いので、いきなり大金を失うこともない。
講師の質にもよるが、何かしらの経験はある人が大半だと思うのでアドバイスは必ずもらえるはずだ。
それにネットで調べてわかる事以外の生きた情報も手に入ると思う。
誰を気にするわけでもなく、好奇心を行動にする少しの勇気があなたの新しい発見にあふれた音楽生活になると思います。