ギター教室には通うべきかどうか?ギター講師自身が考えてみる
はいどーも!
蕎麦はいつでも、もり蕎麦と決めているギター講師の野口です。
今回はそもそもギター(又は各楽器)って習う必要があるのか?という事をテーマに話していきましょう。
あなたにとってそもそもレッスン(教わる事が)必要な事なのかそうではないのか、今までの経験をもとに話していこうと思います。
そもそもレッスンは必要か?
これをそもそも教えている立場の人間が言う事かよ?と思われるでしょうが、正直万人に対してレッスンが必要か?との思いで書いていきますね。
ギターは本当に上手くなれるのか?
これは間違いなくなります!
それは生徒によりなりたい姿や目標設定は違うので講師側は技術の部分以外のアドバイスもしっかりしてくれる筈なので、自身の目標への到達へのアドバイスや悩みもその都度聞いてくれるのでモチベーションの維持や課題を貰うことによる日々の刺激もあり練習量が自ずと変わるはずだ。
何より自身が通う行為をすることは、日ごろから講師または他の生徒の前で弾くことになり自ずと人前で弾くことの訓練にもなる。
そして基本的には現状のギタープレイのレベルに合わせてカリキュラムが作られるはずなので、無茶なことは当然ないだろうし、足りない部分を底上げする事により結果としては苦手な事や課題の早期の改善につながります。
改善点が分かるという事は正直学ぶ事においてはかなりのアドバンテージなのです。
何もわからずというか、分かるわけがないんです。弾き始めだと特にガムシャラなの
でメカニズム的な部分が出来てませんからなおさらです。なのでそこを改善できる
術が早期に分かるのはその後にもつながります。
また教室内の他のパートとの交流等もバンドを組んだ際にとても心強い事でしょう。
講師(私自身も含め)は常に色々と生徒の事を考えて工夫しています。
もし自分の通っている教室の講師がマニュアルに頼った教え方ばかりをする講師の方なら正直教室を変えて良いと思います。
独学はダメなの?
ダメではないですし、そもそもそれがダメなら現在ギターや他の楽器で収入を得ている人達は皆が何かしらのレッスンや指導を受けている事になります。
もしそうなら近年音楽学校が業務縮小や閉校などはならないでしょう。
因みに勘違い̪して欲しくないのだが、ギターや楽器は習っていても独学というものは必要です。
最近は情報が色々と豊富なので調べる事など以前に比べれば、たやすいと思うので収集という面では独学でも全く問題ないと思う。
しかしながら怖いのが情報の鵜呑みで実際の使い方も分からずに知っているという気になる事が、情報が散乱した今のご時世ならではの欠点だろう。独学の場合は常に間違いがないかを人に習えない分自分でジャッジしないといけないです。ただそれが故に実戦などで培うものはレッスンで教えてもらうという行為が発生しないため死ぬ気で習得したものは確実に力になります。
レッスン向きの方
・これは単純に学びたい気持ち(野心)の強い方や、手っ取り早く何をしたらいいのか知り、そこまでの練習方法や改善点を効率的かつ直ぐに知りたい方かなと思う。
・一人だと時間のマネージメントが苦手で練習等が与えられた方が良いという方もレッスン向きだろう。何故なら人は自発的に行動するのが苦手な方とそれが出来る方で別れて来ると思う。出来ないことがいけないということではないですし、人に後押しされている方がやる気が出るという事は、何らおかしい事ではないです。
・仲間や人の繋がりを作りたい人もレッスン向きだろう。色々な人が集まる教室はやはりバンドや音楽をやるうえではとても魅力的だと思う。
人の繋がりはとても大切なのです。
・時間があまりない方で効率よく練習して上達に繋げたい方もレッスン向きだろう。それは上記のマネージメントが苦手な方にも通ずるのだが、一人で時間のない中練習をするのは、モチベーションの管理が上手い人ならまだしも誘惑の多い現代においては多少難儀な事なのかとも思う。
・また講師のこれまでの経験等様々な情報を知りたい方等もレッスン向きかと思う。忘れてほしくないのだが、技術面だけを練習しても思う結果にならない事も多くある。
レッスン向きではない方
・これは私自身の経験からの意見だが、まずは目的や向上心の無い方。これは言い換えると自分自身へのプレイや目標に対して進む気概がない方です。
そもそもレッスンを教える側からの目線だと教える対象が自身の目標や理想に対してやる気がない、もしくは感じれないものならばやる必要がないのでは?と思います。
であれば厳しい事をあえて書きますが、自分で好きにやる方が良いのではと思います。スケジュール管理が出来ない方もこれにあたるのかなと思います。
勿論私自身も学校においては教わる事はしてきたので、それぞれの目線からの考えで書いてますが、レッスンを受けているメリット(ここは人によります)を考えて自分に対して最大限+にしていけないのであればどうなのかなと懐疑的な気持ちにはなります。
・実話としては自分の専門学校の時にやはりクラスメートが真面目に講義を受けないのが続いたために「何しに来てんだ?真面目にやらないなら学校来なくていいんじゃない?」と講師からのきつい一言
まぁ今考えると当たり前ですよね。その当時は言い過ぎだろうとか思いましたが、そもそもレッスンと専門学校は掛かる費用は比べられるものではありません。その投資(自分に対しての自己投資)をして自分に対して真面目にギターをやれないのは、そもそも教わる事が得意ではないということです。
・自分で黙々と人の意見など関係なく自分のペースでやりたい方。これもやはり教わる事そのものに対して向いてないと思います。
では結局選択肢は?
ここは貴方の自己診断がものをいいます。つまり教えて貰いたいけど、人の話を聞くのが苦手なら最低限聞ける準備はしておきましょう。一般的にも聞き上手は話し上手とも言われますので。
しかし通おうかと思っている貴方がいるのなら、選ぶ際に考慮して欲しいと思うのはプレイが上手い=教えるのが上手いにはならないという事です。勿論上手いに越したことはありませんが、ギターに限らず世の中レッスンプロの方も多数いるので、各教室のHPで経歴だけを並べたりしている場所もありますが貴方に合うかは分かりません。あくまでも講師側は貴方を教えるべきメンタリスト的である責任がありますのでプレイもそうですが、人間性等もしっかり見ましょう。
別に通わなくていいやという貴方は、自分自身の力でドンドンと学んでいかないといけませんのでプラスもマイナスも全て自分次第ですので、やらなければやらないなりの結果ですし、やればその分が全て返ってきます。
今回は講師としてだけでなく、自身で教わっていた時期も振り返りながら書いてみました。
ご参考までにご覧ください