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エフェクターボード作成に知っておきたい必要な事!!

 2019/12/10 エフェクター GUITAR
この記事は約 10 分で読めます。 13,095 Views

はいどーも!

先日スペアリブをやたらと食べたいと連呼していたギター講師の野口です!

 

今回はギターを弾き始めて少し経つと出てくる欲求でもあり実際のところ生徒さんからも相談を定期的に受ける事例です。

 

足元にエフェクターボードやサウンドシステムを作りたい!

なんてことで

 

エフェクターボードや足元のシステムを組む際のポイント等を書こうかなと思います!

 

段々と足元やエフェクターにも興味が出てくるけど実際に組むとなると色々と悩みが尽きませんよね?

個人的に自分も通ってきた道なのですごいよく分かります!!

 

では早速いきましょう!!

エフェクターボードとは?

 

こんな感じのものや

 

こんな感じのものを誰かのLIVEや雑誌等でのアーティストの機材紹介で見たことないですか?

大きさは異なれどこのようにボードに使用するエフェクターを並べたものがエフェクターボードと言われるものです。

 

エフェクターボード作成の前に

 

まずは作成前にやっておきたいことですが、個人的に必ずやる事があります。

何をどう使うかを紙に書くなりしてみる。

ざっくりとしすぎですね苦笑

 

つまりはどの様なエフェクターを使いどの順番で接続していくか?

ということになります。

 

例えばエフェクターボードを組む前に頭でイメージしてそれを実際に視覚化してみましょう。

 

クリーンサウンドはこのエフェクトを使用する。

 

歪みはこのエフェクトを使うからこれを踏もう。

 

クリーンにモジュレーションのエフェクトも掛けたいからこれをクリーンサウンドと組み合わせようかなー

 

等という具合です。

これにより手持ちのエフェクターを全て使い、とっちらかってるエフェクターボードになる事を防ぐ、または信号の順番を把握すると共に自分にとって現状で必要な音色で確実に使用するものは何なのかを把握する為です。

 

更に言えば頭の中のイメージを目で見える形に記すのはとても分かりやすくなるので何も考えずに組むよりか効率も良くなります。

システム構築する際にエフェクターボードが小さい段階なら良いですが巨大化すればする程信号そのものが複雑化する事が多々ありますので、それを防ぐ事になります。

 

 

エフェクターボード作成前手順その2

使用するエフェクターを並べてみよう。

これは主にこれからエフェクターボードを組む方や、一気に拡張させる予定の方は必ず行う事をオススメします。

 

何故ならば、エフェクターボードを組む際に考えて頂きたいのですが、当然ライブでも使用する事を想定しないといけませんので、自分の踏みやすい位置や、踏む頻度を考えた配置にしないと組んだのは良いが使い勝手の悪いボードが出来上がってしまいます。

 

更にこの工程を行う事で自分にとって必要なエフェクターボードのサイズを把握する事が出来ます。

なので並べ終わったら大まかでいいので、縦横の長さを測ってみましょう☆

 

そしてそのサイズに近いサイズ感や、確実に入るタイプのケースを選びましょう。

 

エフェクターボードにも種類が沢山ありますので、大きさ選びは実は大切な事なのです。

 

不相応な大きさは運搬の手間やマジックテープでエフェクターとボードを固定すれば良いですが、そう出ない場合はガタツキが発生しますので、エフェクター同士の接触等もあり、あまり良い事ではありません。

 

そしてこの作業によりシステムのギターより始まる入口からアンプ側へ繋がる出口への必要なシールドの本数やそれぞれの長さを把握する事が出来ます。

↑↑↑

重要!!

 

小さいエフェクターボードの場合は使用するエフェクターがほぼ横並びになると思いますが、大きめのエフェクターボードを作成する際には使う接続順による配置にこだわる必要はないです。(配置などはシールドの長さを変えればいくらでも設定可能な為)

 

エフェクターボード作成時に必要なもの

 

エフェクターボード

 

使用するエフェクター

 

シールド(パッチケーブル)

 

電源(パワーサプライ)

 

前工程で準備した配線図及び配置図

 

結束バンド(シールドまとめ用)

 

マジックテープ

 

=あったらいいなというアイテム

 

エフェクターボード選び

 

まずエフェクターボードですが、これは最近は主に複数の種類に分けられていて

 

①軽めのバッグのタイプ

外装も布タイプになり軽くて取り回しには優れたケースになりますので、小型のセッティングになる方は強度という部分では少し不安がありますが、簡単なリハ等では充分活躍出来ると思います。

 

②ハードケースタイプのノーマルなタイプ

 

これはよく目にするトランクケースのようなタイプです。

あまり安いものにすると蓋を閉める際の留め具が壊れやすいのでなるべく丈夫なものを買うことをお勧めします。

 

③ボード部分が平坦なものではなくすのこ状になり配線を下に逃がせるタイプ

 

ペダルトレイン等のタイプですね。

 

これがまさにそのタイプですね。

 

このタイプは配線を格子の下に逃がせるのでゴチャゴチャした配線にはなりませんので、やや大きめのセッティングになりそうならこのタイプはオススメです。

 

並べたエフェクターにシールドを結線する際には前述の組む前の作業が非常に役に立ちます。

今回は主にこの写真を例にして説明していきたいと思います☆

 

シールド(パッチケーブル)選び

このシールド選びが個人的には非常に厄介です。

まず長さを決めていくわけですが、これは当然システムが、大きくなればなるほど本数及び、配線にも気を配らなければいけませんので・・・

 

『この位でいいか 』なんて感じで決めてしまうと、長さが足りないや長すぎてボード内がゴチャゴチャなんて事になりますので、ここでも前述の配置決めはキーポイントになります。

 

また、本数も増えると当然出費も増えるので失敗のないようにしたいところです。(パッチケーブルも安くはないので)

 

プラグの形状もSとLのどちらをそれぞれ何処で使うかなんてのも大事になります。

 

何でもコンパクトエフェクターを繋ぐ感覚でLとLにするればいい訳ではありませんからね☆

 

最近は自分で好きな長さにカットして使用するタイプのパッチケーブルでソルダーレスケーブルというタイプもあります。

 

このタイプは作成前に仮置きしたエフェクターに対してまさにジャストな長さでケーブルを繋げる事が出来ますので、所謂『 微妙に長さが長いや短い』なんて事がないですし、作成する際もハンダ付けの工程も不要なので非常に便利です。

 

このソルダーレスを使用する際はプラグの形状と必要な個数、ケーブルのトータルの長さだけはしっかり把握して購入しましょう。

 

また注意点としては、このパッチケーブルも短いからといって楽器屋等でワゴンや特価品の括りで売られている様な安すぎるものはオススメしませんので、普段のギターのシールドを選ぶつもりでしっかりとした物を選びましょう。

 

電源のススメ

 

この電源のセクションもエフェクターボードを作成する際には非常に頭を悩ます部分ではあります。

悩んでばかりですね苦笑

 

サウンドに直結してくる部分なので当然と言えば当然なのですが(笑)

 

まず必要な事としてはエフェクターの使用する個数と電力が、電源の最大の供給出来る数値に収まっているか、、、、、

 

小さいエフェクターボードの場合は通常売っているであろうパワーサプライで、ほぼ良いのですが、大きいエフェクターボードになってくると、ここを選び間違えたりしますと、動作が安定しない事や本来のエフェクターのポテンシャルが発揮できません。

 

また高機能なディレイやワーミーペダル等はアダプタータイプを使用するので通常の9vのdcケーブルでは機能を活用出来ない事もあります。

 

ので事前準備の段階で見ておきましょう。

 

参考の写真でも大きめの電源が用意されているのが分かると思います。

 

ここでの電源は横にした際の左上部分がそれにあたりますが大きめの電源を用意してあります。

これにより各エフェクターの動作の安定が取れます。

 

この電源は見落としガチですが良質な電源を選びたいところです。

ある意味エフェクターよりも効果としてはギターに対してのサウンドへの影響は特大です。

 

直列?並列?ループスイッチャーについて

 

昨今のシステムではほぼ使用する人が多いのではというのが、このループスイッチャーです

 

説明写真で言うところのカラフルなボタンがある部分がそれに当たります。

 

これはループスウィッチャーを経由させることにより使用する各エフェクターのオンオフや組み合わせを事前に記憶させて一発で呼び出せるものになります。

 

のでエフェクターの踏みかえに悩まず最低限の動きで音色の切り替えが行えます。

 

エフェクターの切り替えをスムーズに行うのもテクニックの内です☆

 

またすべてのエフェクターをループスウィッチャーに一度並列に経由させますので大掛かりなシステムを組む際以外でも全てエフェクターを直列で繋ぐよりかは音痩せも少なくなります。

 

直列と言うのは全てエフェクターを順番にシールドで結線した場合です。

 

小さい規模のエフェクターボードで自身の使う音色が少ない、またはそこまで踏みかえる回数が少ないと思う方は必要ないかとも思いますが・・・

※例えばアンプの歪みとブースターのみ等

 

因みにループスウィッチャーもサイズの大きいものから小さいものまであるので、拡張する前提でエフェクターボードを組む方は今後どのくらい音色を使う予定かを踏まえて導入をしておいた方が無難でしょう。

 

注意点

 

このループスウィッチャーを使う際に気を付けておきたいところが・・・

 

地味なのですが写真のように使う音色が分かるようにしておくことです。

案外これをやらないと踏み間違えるなんてことも出てきますし、視認性に優れている方がやはりとっさの場合でも反応が早いです。

 

または自分の中で決まり事を作るのも良いかもしれません。

 

例えば

 

左から順に歪を深くしていくや真ん中をほぼノンエフェクトの様なクリーンサウンドにして左右に好みの歪みや空間系の入ったクリーンサウンドにするなど。

 

これにより踏む際の迷いはかなり軽減されるはずです☆

 

まとめ

 

エフェクターボードを組む前の準備は必ず行う。

 

電源回りはシッカリとしたものを使う。

 

配線類も安売りすぎるものは使わない

 

ボードの大きさは事前に調べる。

 

最後に自身が講師を務めます音楽教室のご案内になりますのでお時間ある方は覗いてみて下さいね☆

 

貴方の音楽生活のお役に立てれば幸いです。

 

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